「I got you」の意味、知っていますか?
英語の映画やドラマ、SNSでよく見かける 「I got you」。直訳すると「あなたを捕まえた」や「手に入れた」などと訳せますが、実は場面によって意味が大きく変わる、とても奥が深いスラング表現です。
本記事では、「I got you」の本当の意味や使い方を、ネイティブの実際の会話に基づいてわかりやすく解説します。日常会話にすぐに使える例文もたっぷり紹介するので、英語中級者のあなたにぴったりの内容です!
「I got you」はどんな意味?多彩なニュアンスを持つ英語表現

「I got you」は以下のような複数の意味で使われます:
- 助ける・サポートするよ(任せて!)
- 理解したよ・わかったよ
- 捕まえた!(物理的・感情的)
- ドッキリに引っかかったね!(からかい)
つまり、「I got you」には助け、理解、冗談などの意味があり、文脈によって使い分ける必要があるのです。
「I got you」の基本的な使い方と例文

① サポート・手助けの意味:「任せて!」「助けるよ」
ネイティブが友人や同僚に対してよく使う、最もポジティブな意味の「I got you」です。
例文:
A: Can you lend me 10 dollars?(10ドル貸してくれる?)
B: Sure, I got you.(もちろん、任せて!)
類義語:
- Don’t worry, I got your back.
- Leave it to me.
② 理解・共感の意味:「わかった」「そういうことね」
相手の言っていることに対して、理解したというときにも使われます。
例文:
A: I was late because my train got delayed.(電車が遅れて遅刻しちゃったんだ)
B: Oh, I got you.(なるほど、そういうことか)
この用法は 「I understand you」 のカジュアル版とも言えます。
③ からかい・冗談の意味:「引っかかったな!」「うそだよ!」
「I got you」は、冗談を言ったあとに「ひっかかったね!」という意味で使われることもあります。特にアメリカの若者の間ではよく使われるスラング用法です。
例文:
A: Did you really win the lottery?!(本当に宝くじ当たったの!?)
B: Haha, no. Just kidding. I got you!(はは、冗談だよ。引っかかったね!)
この場合の「I got you」は、「ドッキリ成功!」や「うまく騙したぞ!」という軽いからかいのニュアンスを持ちます。使う相手やタイミングによっては、冗談が通じる間柄かどうかを見極めることが大切です。
「I got you」を使った日常会話の例

シチュエーション1:友達との会話
A: I forgot my umbrella again…(また傘忘れた…)
B: Don’t worry, I got you. You can share mine.(心配しないで、傘一緒に使おう)
シチュエーション2:ちょっとしたドッキリの後で
A: Did you really win the lottery?!(本当に宝くじ当たったの!?)
B: Haha, no. Just kidding. I got you!(冗談だよ。引っかかったね!)
「I got you」の類似表現・言い換え
表現 | 意味・ニュアンス |
---|---|
Don’t worry. I’ll take care of it. | 「心配しないで、こっちでやっておくから」 |
Gotcha. | 「わかった」「やったな」など(カジュアル) |
I’m with you. | 「賛成だよ」「あなたの気持ちわかる」 |
「Gotcha」も人気のスラングで、「I got you」を短縮した形です。例えば:
A: Wait, are you serious?!(え、マジで!?)
B: Nope. Gotcha!(ううん、ひっかかったね!)
詳しくは 「Gotchaの使い方」 も参考にしてください。
「I got you」を使うときの注意点

● カジュアルな表現なので、フォーマルな場では避ける
ビジネス英語や目上の人との会話では「I got you」は砕けすぎた印象を与えることがあります。その場合は:
- I understand.
- I’ll support you.
● 文脈で意味が変わることに注意
「I got you」は状況によってはからかいや皮肉に聞こえることもあるため、使うタイミングに気をつけましょう。
まとめ|「I got you」で親しみのある英会話を目指そう!
「I got you」は、英語ネイティブの間で日常的に使われる便利な表現でありながら、文脈によってさまざまな意味を持つスラングです。
この記事で紹介したように、以下のような場面で使える表現です:
- サポート:「任せて」「助けるよ」
- 共感:「わかった」「なるほど」
- ジョーク:「ひっかかったな!」
- 捕まえる:「捕まえた!」
ぜひ今日から英会話で使ってみてください!英語表現を知るだけでなく、実際の会話で使ってこそ学びが定着します。